ビジネスマンなら誰でも一度は聞いたことがあると思いますが、今回は「孫子の兵法」という本を紹介したいと思います。
多くの成功者が呼んでいますと答える本です。
とても有名な兵法書の1つです。
戦争などの戦いをどう進めて勝つかという事が書かれた書物だと思っている人が多いかもしれませんが、戦いを進めている本ではありません。
私の印象は「戦わずして勝つ方法」を教えてくれる本だと感じました。
現代で読まれるのは、戦いをビジネスと置き換えて、如何にビジネスで成功していくかを、教えてくれるものとなっています。
経営者が会社の戦略をたてる際に、非常に参考にできるものです。
実際に、企業のトップに立つ方たちは、愛読書にしている方を多いです。
その中でも有名なのが、ソフトバンクの孫正義社長、そして日本以外ではマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏など、多く経営者が愛読しています。
会社を経営する上で、戦略で他社に負けてはいけない、負けることは会社が倒産の危機にさらされていく状態です。
しかし、いつも他社と競争して戦って、自社の社員などの体力や資金力などがすり減っていては、戦うことすらできなくなる。
たとえ戦いに勝ったとしても、その後会社を運営していく体力自体が無くなっていれば、会社が勢いが無くなります。
この「孫子の兵法」では、そういった戦い方を説いています。それをビジネスの場面に置き換えて考えて読むことで、会社を守っていくという事が必要な経営者にとってとても参考になる本であると言えます。
孫子の兵法は戦いを進めているワケではない
ここで勘違いしてほしくないのは、「孫子の兵法」という本は、戦う事をすすめている本ではありません。
戦う場合おいて、如何にして勝つかという事を説いています。勝つという事はどういうことなのか、そこが大きなポイントです。
孫子の兵法では、相手がとても強い場合、勝ち目がない場合は戦わないという事を言っています。
逃げてしまうか、戦わないで済む方法を考えなさいといっています。
場合によっては強い者の傘下に入る事もその方法の1つと言っています。この部分は納得が出来ないという方もいるかもしれませんが、孫子の兵法では戦わずして生き残る方法を示していますので、相手の傘下に入ることも、生き残るために必要なことであればやるべきだと説いています。
もちろんただ傘下に入るだけではなく、それはそれで最後に勝つための戦略を持ったうえで入るという事まで説いてあります。
現代のビジネスにおいても通用する「孫子の兵法」
「孫子の兵法」とは、戦いを進めている本ではなく、戦わずして勝つ方法を説いた本だということが分かったと思います。
ビジネスの面においても、戦略を立てて他社に勝ったはいいが、自社の体力が残っていなければその後の経営は難しくなり、結果倒産に追い込まれてしまうこともある。
このような状況を防ぐための方法が説かれているこの本が、現代までビジネスの面に照らし合わせて、経営者に読まれているという事がとても納得できます。
実際に多くの成功した経営者が愛読している事から、この「孫子の兵法」が、ずっと昔に書かれた書物でありながら、現代のビジネスでも通用していると言えます。
長く読まれてきて、今なお良書として多くの経営者に読み継がれている。
まさに現代のビジネス面、これからのビジネス面でも大いに参考にできる本の1つであると言えます。