【本の情報】
- 書名:生き残るための、独学。
- 著者:千田 琢哉
- 出版:Gakken
- 発行:2018年7月19日 第2刷発行
この本を手に取った時、今後の人生の中で今の職業の技術習得だけで終わってしまっては寂しいと思い、もっと多くの事を学んでおくために何をすべきかを考え直す気持ちでした。
これまで多少の独学をしていましたが、それには迷いがあり、独学をしていても結局なんの役にも立たないのではないかなどと、悩む時期もありました。
そんなこともあり、この本のタイトルを見た時に、迷いも無く手に取りました。
読み始めると、とても読みやすい本で一気にしっかり読み込みました。
結構納得できる内容で、そうだよなぁと共感出来たり、そういう考え方があるんだなぁなど
自分の生活の中に取り入れて行こうと思えることも沢山書いてありました。
どれくらい読みこんだかと言いますと
下の写真は読み終わった本で、付箋だらけになっています・・・
この本では主に、学ぶことがどういうことなのか、学ぶということは何も学生時代の事だけではなく、人生を送る上でずっと続けていくべき事だと書いてあります。
多くの人は社会人になってしまうと、毎日の業務をこなす事に追われて、自分を高めるための勉強に時間を割く余裕が無くなります。
そして、そのような生活を習慣化してしまうと、学ぶという考えすら浮かばなくなります。
本の中では、仕事に追われて忙しすぎることは良くないとあります。
忙しすぎるのは仕事以外の勉強をする時間が無くなるだけでなく、仕事自体の費用対効果まで悪い状態になっている事が多くなります。
本の中でとても印象に残った言葉があります。
自分はこんな所にいる人間ではない!」と本心から強く思うなら、孤独を恐れずにガリ勉に徹するしかない。
この言葉は本のかなり前半で出てきますが、まさにそれしかないと思いました。
自分はこんなもんじゃないと思うだけではダメなんだ。そう思うなら自分で行動を起こして、アイツはガリ便だと嫌われるくらいにならなければダメなんだと考えさせられました。
独学するということで、カン違いしてはいけないのは多く勉強して、資格を沢山とること。
この本にあるのはB級の資格を沢山取って満足してしまっている人が多いということが書いてあり、それよりもA級の資格を2つ程度持っている方が、ある事を一流になるまで極めたと判断される事があるとあります。
要は中途半端な知識の人間よりも、何かに特化して極めた一流の方が価値があるということだと思う。
人は自分より知識がある人にお金を払います。
お金は低い方から高い方に流れると著者は書いています。これはお金の常識です。
先生と呼ばれる人に人はお金を払う傾向があります。
先生と呼ばれる人はある分野について充分に知識があり、それを教えてくれます。
それに対して対価を払うのです。
独学することで知識を高め、人よりも極めることで人生は成功へと近づけるのです。独学は決して無駄になることは無いのです。継続して学んで極めればです。
先ほど「アイツはガリ便だと嫌われるくらいにならなければダメなんだ」と書きました。
成功者は孤独な人が多いのはこのためなのかもしれません。孤独というよりも孤高の人が多い。
一時期勉強に集中して周りが近づけないような状態を経験している。
そして、その中で孤高な自分を築いていったのではないでしょうか。
著者も書いていますが、トップに位置する人は孤高な人が多い。
しかし、決して孤独ではない。よし選ばれた少数の優秀な人間との繋がりが太いのです。
本当に勉強して成功する人は、一人の時間を大切にしている人も多く、孤独に自分を磨き、孤高にトップを狙っているのです。
これこそが究極の独学の姿勢だと思います。
感想まとめ
独学することに少し不安や疑問がありましたが、この本を読んで独学することは問題では無いという事がわかりました。
むしろ人生において独学をすべきであると確信が持てました。
これをきっかけに独学を更に加速させて行けば、人生も更に飛躍的にいいものになっていくと思います。
これからも更に独学に励んで行こうという気持ちになれました。
本の詳細はコチラから!